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2013年6月1日土曜日

光として捉える

 
 
光として捉える。


素材は何にするか、色はどんなものか、形はどうしたらよいのか。

何かの表層を考えるときには様々な要素を様々に組み合わせながら、その見え方を整理していくことになる。


 
光として捉える。


表層はどうして表層として見えているのか。
私たちの目は光としてその表層の情報を得ている。

素材感は光の散乱の仕方によって感じとられる印象だ。
色はその物質が吸収しなかった波長の光。反射された光が色として見えている。
形とは様々な面の向き、角度がつくるまとまりだ。角度の異なった面は異なった光を受け、それが一緒くたになって、私たちの目にまとまった光を届けている。


 
光として捉える。


僕たちが操るのは光だ。
どのような光がそこにあるべきか。
それがどのような表情を醸し出すのか。

素材、色、形と分けて考えるのではなく、光の状態を決めるのだ。

それを僕たちは決めれば良いのだ。


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